事故は起こしたくありませんが、どんなに気をつけていても、事故は起こり得ます。
要救護者の搬送や救助要請の視点で、仁淀川の主要エリアの特徴・注意点を少しまとめてみましたので、エリアに行く前に一読し、留意していただけたら幸いです。
なお、追記・ご指摘等ございましたら、ご連絡よろしくお願いします。
・古代エリア
救助隊に場所を伝えにくい。説明する場合のキーワードは、「久万高原町中黒岩地区」「御三戸から下流へ約1.5km」「沢渡大橋の下流500m付近の堰堤の下」など。
・美川キャニオン〜BPA
巨岩が折り重なっており、負傷者を連れての移動は難しい。美川キャニオンの一部(特に中流エリア)では携帯の電波が入りにくい箇所がある。道路までの高低差がある。
救助隊に場所を伝えにくい。キーワードは、「久万高原町日野浦地区」「うまいもんや土居」「中津大橋の上流〇〇m」など。
・チョックストン広場
アプローチに飛び石があるため、負傷者を連れての移動に難がある。
救助隊に場所を伝えるためのキーワードは、「久万高原町日野浦地区」「うまいもんや土居」「中津大橋の下流200m付近の河原」など。
・黒川〜発電所エリア
谷が狭いため携帯の電波が入りにくい箇所がある。ヘリでの吊り上げが難しい可能性がある。
救助隊に場所を伝えるためのキーワードは、「久万高原町柳井川地区」「竜宮大橋」「旧柳井川小学校の奥〇〇m」「四国電力柳谷発電所の下流〇〇m」など。
・R33
巨岩が折り重なっており、特にR33中流〜下流エリアは移動距離が長く、負傷者を連れての移動は困難。
救助隊に場所を伝えにくい。キーワードは、「久万高原町中津地区」「面河第3ダムの下流◯◯m」「休場橋の上流/下流〇〇m」など。
・大渡エリア
救助隊に場所を伝えるためのキーワードは、「仁淀川町森地区」「仁淀川町大渡の交差点から上仁淀橋を渡って500m付近の河原」「旧仁淀村案内図の看板」など。
・B-side
道路までの高低差があり、アプローチ道もややガレ気味のため、負傷者を連れての移動に難がある。
救助隊に場所を伝えにくい。キーワードは、「仁淀川町二子野地区」「ドライブイン引地橋から松山方向へ700m付近の河原」「二子野第一・第二橋」など。
・Future
一部だけ湿地の飛び石がある他は、比較的平らな河原のアプローチだが、とにかく距離が長い。
救助隊に場所を伝えにくい。キーワードは、「仁淀川町加枝地区」「仁淀川町大崎から大崎橋(吊り橋)を渡って下流600~700mの河原」など。
なお、現在公表している仁淀川のボルダリングエリアは、全て携帯電話(ドコモ電波で確認)のサービス圏内となっていますが、カエル岩周辺(面河川)、美川キャニオン、黒川の一部のでは、電波の入りにくい箇所がありますのでご注意願います。